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青少年起業体験プログラム

プログラム実績

東京都大田区 「NTVP青少年少女起業体験キャンプ」(ボランティア)


主催: 東京都大田区池上本門寺朗子クラブ
ボーイスカウト・ガールスカウト活動プログラムの中で
期間: 1999年11月13日(土)〜14日(日)
1. 開講、事業計画作成
実施風景1999年11月13日(土曜日)、東京大田区池上本門寺スカウト主催で、NTVPが起業体験キャンプの運営を受けて開催。少年少女40人、7チームが、「社名」を考え、「事業計画」を作成した。各社には、学生扮するベンチャーキャピタリストのボランティアがついた。

まず、校長から「お金の大切さ」「お客さんに喜んでいただくことの大切さ」「値段の大切さ」の説明があった。そのあと、「事業と会社」の仕組みについて説明を受けた。

各社に分かれた「事業計画」作成では、各社議論が白熱した。携帯電話で仕入れ値段を調査したり、途中で他社を偵察に行き、計画の内容を大幅に修正する会社もあった。

2. 事業計画発表と、会社設立
実施風景事業計画を大学生が扮する一日ベンチャーキャピタリストの前で発表。質問に答えられず、「検討中です」を繰り返す会社もあったが、的を得たシビアな質問にうなずく場面も見られた。また様々な工夫を凝らした景品つき販売などに会場がざわめく場面もあった。

質疑応答を経て、「登記所」で投資家の出資を受けて会社設立した。登記簿も作成し、株券も発行した。あわせて「銀行」から担保を取られて融資を受けた。中には融資は危険と、融資を受けない会社もあった。なお、担保は、腕時計から靴下まで様々だった。

3. 事業準備(仕入れ、看板づくり)
実施風景各会社は、投資家と銀行から事業資金を得、売るべき商品を実際に街に出て仕入れたが、さっそく計画の仕入れ値段の読みが外れ、顔が青くなっていた会社があった。

商品を準備し、広告を考えたり店看板を書いたり、事業の準備をした。ほぼ夜9時に作業いったん終了。

宿所に入って、各会社についた学生扮するベンチャーキャピタリストの打ち合わせが行われた。少年少女の潜在能力への驚き、かえって学生である自分たちが勉強になっているなど、積極的反応が見られた。

4. 当日開店準備
実施風景11月14日(日曜日)朝、いよいよ出店の日。ものすごい快晴で、客足の良さが予想された…ただ、仏滅でせっかくの七五三の出足も悪いかもしれない、との懸念もあった。

本門寺の境内に、スカウトでテントを張って貰い、出店の準備。店の看板を出したり、イモを近くの本門寺内のグラウンドで焼いたり。本門寺スカウトから素晴らしい立て看板も準備された。

5. 販売活動
実施風景9時半頃より、開店。午後2時前まで自慢のお店で販売活動。出足はゆっくり、昼頃客が増えた。各社の売り声が境内に響いた。

興味本位で買ってくれるお客さんもあったが、ねらい通り七五三のお客によく売れる店もあった。思いのほか売れて品切れの心配をしたり、当てが外れ売れなくて閉店時に、格安で商品をただ同然でたたき売っていた店もあった。また、売れすぎた会社では、売れて回収した現金を持って、さっそく追加仕入に駆け出していった者もいた。

あてが大はずれだったのは、寒いだろうと携帯簡易カイロを準備した店で、販売に苦労していた。(当日は快晴で汗ばむ陽気となった。)ポケモンジュースの利益がだいぶ足を引っ張られたようだった。

予想以上だったのは、やきいもだった。途中から「丸ごと350円」を、「半分200円」にしても売れ、しまいには「半分250円」としたが、それでも閉店前に完売となった。焼きそばもよく売れ、家が八百屋という少女の活躍が光った。

風船細工は、当初立ち上がりは厳しかったが、七五三の子供が一人二人と買うと伝染病のように広がって、売り方が消極的であったにもかかわらず、昼前にはどんどん売れるようになった。

6. 決算の方法
実施風景会計士の先生に来て貰って、決算方法の指導を受けた。さすがのプロの会計士も相手が少年少女では、いつもより説明するのが難しそうだった。(本物のベンチャー企業インフォテリアの社長も飛び入り参加、歓声が上がっていた。)

7. 集計と決算監査
実施風景実際に、「現金を計算」して、決算書を作り、会計士の先生より「監査証明」に署名をもらった。

記録が不十分で現金と売れた個数が合わなくて計算に苦労していた。計算が合って作業の早い会社と、遅い会社とあった。

8. 決算報告(株主総会)
実施風景各社に決算報告をして貰い、担当ベンチャーキャピタリストからコメントを貰った。各社大きな差が出て、興味深い結果発表となった。ただ、幸いなことに全社黒字の結果となった。

たまたまか、ガールスカウトの結果が良かった。計画利益を大幅に上回る会社もあった。

9. 講評
実施風景飛び入りのベンチャー企業インフォテリアの平野社長より、全体のコメントがあり、「私も小さい頃こんなキャンプがあったら」とみんなをうらやましがっていた。

10. 借入返済、配当、解散
実施風景決算の結果に基づき、借入を返済して差し入れていた担保を回収した。配当を行って、会社を無事解散した。(取られていた担保も大丈夫だったようだ。)

最後に、各社表彰が行われた。
各班のレポート
「株式会社 おふくろの味」班
「株式会社 バルーンカンパニー」班
「株式会社 ぼたもち」班
「株式会社 ミルキーウェイ」班
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