5. 販売活動 |
9時半頃より、開店。午後2時前まで自慢のお店で販売活動。出足はゆっくり、昼頃客が増えた。各社の売り声が境内に響いた。
興味本位で買ってくれるお客さんもあったが、ねらい通り七五三のお客によく売れる店もあった。思いのほか売れて品切れの心配をしたり、当てが外れ売れなくて閉店時に、格安で商品をただ同然でたたき売っていた店もあった。また、売れすぎた会社では、売れて回収した現金を持って、さっそく追加仕入に駆け出していった者もいた。
あてが大はずれだったのは、寒いだろうと携帯簡易カイロを準備した店で、販売に苦労していた。(当日は快晴で汗ばむ陽気となった。)ポケモンジュースの利益がだいぶ足を引っ張られたようだった。
予想以上だったのは、やきいもだった。途中から「丸ごと350円」を、「半分200円」にしても売れ、しまいには「半分250円」としたが、それでも閉店前に完売となった。焼きそばもよく売れ、家が八百屋という少女の活躍が光った。
風船細工は、当初立ち上がりは厳しかったが、七五三の子供が一人二人と買うと伝染病のように広がって、売り方が消極的であったにもかかわらず、昼前にはどんどん売れるようになった。 |
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